ap bank fes '25 コラム 植林トートバッグのストーリー

みなさん、ap bank fes '25のオフィシャルグッズである植林トートバッグを買うとボルネオ島の森を守るアクションにつながることをご存知でしょうか?

ap bank fes'25では、特別協賛社である木下グループの「木下の森」プロジェクトとコラボレーションし、みなさんが購入した植林トートバッグの代金の一部、一枚あたり100円を植樹する苗木の購入費として寄付させていただくことが決まりました。

今回のコラムではその植林トートバッグの裏にあるストーリーについてお話ししたいと思います。

「木下の森」について

今回コラボレーションさせていただく「木下の森」プロジェクトは2007年に立ち上げられたボルネオ島の植林活動のプロジェクトです。

かつて地球上でもっとも手つかずの場所とされていたボルネオ島。
日本の約2倍の面積を誇り、世界で3番目に大きなこの島は、「生命の宝庫」と呼ばれるほど多種多様な動植物が生息していました。ですが、近年の森林伐採などで急激に熱帯雨林が減少したことで、地球温暖化や異常気象、野生動物の生息地が奪われたことによる生物多様性への悪影響が生まれました。

実は、その森林伐採の要因は日本にもあります。
日本の床や壁に使われている板の半分以上がマレーシア・ボルネオ島サラワク州の森林から供給されているのです。日本は国土面積の67%を森林が占める森林大国ですが、戦後から経済合理性を求めて、安い木材を手にいれるようになったため、世界有数の木材輸入国となりました。また、日本でも加工食品などに多く使われているパーム油を生産するためのアブラヤシ農園の拡大も森林伐採の大きな要因となっています。

「木下の森」プロジェクトは、そんな身近に存在する森林破壊を再認識し、これまで輸出などの経済的活動のために伐採された木を改めて植林するために地域住民と共に植林活動を実施してきました。2007年から10年計画で活動を始め、303ha分(およそ東京ドーム64個分)、計63,374本の植林を行い、現在もその数は増え続けています。

植林トートバックのこと

今回ap bank fes '25で販売する植林トートバックは、「木下の森」プロジェクトのこれまでの活動や想いを知ったap bankが、「より緑豊かな未来を共に創っていきたい」という願いを込めて木下グループと一緒に、皆さんにお届けさせていただきます。

ご購入していただいた代金の一部(1つご購入につき100円)を、ボルネオ島の先住民が植林用に育てている苗木の購入代金に充てさせていただきます。その苗木を「木下の森」プロジェクトを通じてアペン森林区内にて植樹を行います。

植林活動の効果
2007年から始まった「木下の森」プロジェクトの活動が生み出してきた3つのポジティブな効果もご紹介します。

1.国立公園に昇格したことでちゃんと森を守ることができるように
「木下の森」があるアペン森林区は、サラワク州政府が指定した保護林でしたが、これまでの活動の功績が認められ、2016年にマレーシア政府が認定した国立公園に昇格しました。これによってエリア内の森林は、永久に保護されることになりました。

2.地域住民の方々と一緒に学び、育てていく風土をつくる。
2017年より、植林やメンテナンス活動だけではなく、現地の大学の学生、日本人ボランティアも加わり共同植林を年2回程度実施する活動を通して、地域住民のみなさんと一緒に環境保全、森林保全について学ぶ活動を続けています。住民のみなさんの意識を上げていくことで保護林内での不法伐採減少が見られたとのことです。現地の方たちも森を守るという意識をもってもらう風土を醸成することになりました。

3.地域住民の方々の生計が立てられるように
これまで地域住民の仕事はコショウなど収入の大半を天候や市況に左右される換金作物栽培に依存していましたが、植林活動を通じて収入を増やせるようにしたことで、地域に新しい雇用を作り、これをきっかけに地域住民の子どもが大学に進学できるケースも出てきました。

最後に
今回のコラムではap bank fes '25のグッズである植林トートバックの裏にあるストーリーについてご紹介させていただきました。

この植林活動は2007年から森を育て続けるだけではなく、コロナ禍には活動地域で小学校や中高校でマスクと消毒液の寄贈も行ったりと地域にしっかりと根ざしながら支え合ってきました。

植林トートバックはそんなバトンを未来へと繋げていくことができます。
距離は離れていますが、同じ地球の住民として、「緑のアクション」のバトンを繋げていけたらとても嬉しいです。

Hugo Yoshikawaさんがデザインした”A GREENER TOMORROW”のコピーが入った全部で6色のトートバック。ぜひ皆さんがお好きな森を見つけてみてください。

この森が描かれたエコバックを持ってap bank fes '25やボルネオ島に足を運んでみるのも楽しそうですね...!

(現地の子どもたちが描いた森)

そして!
来週に迫ったap bankでは東京ドームの正面ゲートの22番ゲート前には「ap bank fesフォトスポット」が登場します。このプロジェクトをモチーフにした楽しいフォトスポットになっています。

フォトスポットのデザインは当日のお楽しみ!にさせてもらいますが、フォトブースの脇と東京ドーム場内コンコースに飾られる「植林トートバッグ x 木下の森パネル」を先取りでご紹介します。ぜひ会場のフォトブースで写真を撮ったり、植林トートバックを購入して私たちのプロジェクトに参加してください。