「再転車活用委員会」の活動を見学させていただきました
2005.04.13

サビなどはペイントでカバー
再転車活用委員会がテレビ東京報道局の取材を受けることになりました。そこで、ap bankもお邪魔し、活動を見学させていただきました。
再転車活用委員会の主な活動場所は、千葉大学工学部の敷地内にあります。そこの敷地いっぱいに500台ほどの放置自転車がならべられていました。これは、2004年7月から現在までに千葉大の構内で回収したものだそうです。とはいっても、まだまだ未回収のエリアも構内にはあるといいます。それもそのはず、千葉大はとても広いのです。

整備中1
回収した放置自転車の中で、防犯登録ステッカーのあるものは警察に連絡し、持ち主に連絡してもらいます。学校内にも自転車用のステッカーがあり、それを元に持ち主に連絡を取る場合もあります。放置自転車のほとんどは、卒業にともなって自転車が必要なくなった卒業生たちのモノです。持ち主が不明だったり、不要と判断された場合は「再転車(りてんしゃ)」として変身していきます。すでに何台もの自転車が「再転車」として活躍しています。

整備中2
再転車活用委員会のスタッフは千葉大学の学生。工学部に限らず、さまざまな学部の学生がそれぞれの専門の分野を活かし、その活動を支援しているのです。「学生として活動するからには、なにか得るもの(学ぶもの)が必要であり、それがコンセプトでもあります」と再転車活用委員会会長の津田さんは教えてくれました。

使えるパーツは分解してリユース
学生とはいえ、修理をするその手つきは慣れたものです。彼らは、本などを読んだり、時には自転車屋さんでアルバイトをする学生に手伝ってもらいながら、独学で自転車の修理の方法を学んでいます。こうやって修理をして、自転車を大切に乗ることって、本当は誰にでもできることなんだなと感じました。

ここも使えます
こうして貸し出されていった再転車は2004年だけで60台。そして、「今年はもっと数を増やしていきたい」とのこと。最近では、それぞれの自転車に新品の鍵をつけてあげるなど、乗る人と自転車の関係を守る優しさがプラスされました。

ロッカーや机もリユースして使います
「今後の目標は?」との質問に、「まずは構内の放置自転車をすべてリユースしたい。そして、構内での活動が充実したものになったら、次は西千葉駅の駅前放置自転車の問題にも取り組んでいきたい」と意欲的に語ってくれました。しっかりと見据えられたビジョンから再転車活用委員会の大きな可能性が感じられます。「一人一人が自転車を、自分のものとして大切に乗ってほしいです」と津田さんは最後に付け加えました。



