2009年夏期プロジェクト報告
2009.09.08

食物残渣
6月1日から市のバイオマスタウン構想の一環として、生ごみの飼料化実証試験を行っています。市の学校給食センターから回収した残渣(ざんさ)を、自前の作業場で粉砕・かくはん処理をして、醗酵過程を経て鶏のエサができあがります。

仕上がったエサ
これにより飼料の国産化率は8割に上がり、自給率も上昇しました。しかし課題もあります。生ごみへの異物の混入を防ぐために徹底した分別が必要です。また水分含有率も高く脱水等水分調整による醗酵状態を見極めなければなりません。さらにごみ質が毎日違い、エサとしての成分組成が異なり、成分調整が難しいところです。

エサをついばむ鶏
このエサを食べた鶏の糞は、鶏舎の中で自然醗酵して良質の堆肥となります。このぼかし肥を茶園や野菜栽培に施します。この一連の流れを循環型有機農業といいますが、持続可能な社会形成に貢献する一形態として、「環境農業」と位置づけています。今後さらに前進するためにも、卵やお茶を利用していただく消費者の輪の広がりと有機的なつながりを求めます。ひいては現在の物質社会・核廃棄物社会からの転換を図っていきたいと考えています。
来年から本格的な生ごみの飼料化事業が始まります。この事業が軌道に乗るよう、先の課題の解決と対策を行っていきます。



