2008年夏期プロジェクト報告
2008.07.01
「温室農家ビニールハウスへの地産地消のバイオマス熱エネルギー供給サービス事業」は、地球温暖化防止と温室農家のエネルギーコスト削減を目指して2006年度より始まりました。
2006年度はペレットボイラーの研究から始まり、温室内への設置、稼動、データとり、燃料であるペレットの供給方法、普及させるための検討を行いました。ペレットボイラーをベース稼動させ、足らない熱量を従来からの重油ボイラーで補う方法で行い、ペレットボイラー稼動期間においては熱量ベースで約3割をペレットボイラーで供給できました。
したがって、同じくペレットボイラーの稼動期間において二酸化炭素排出量も約3割削減できたことになります。2007年度温室内ではトマトときゅうりの混栽で、温室内の温度設定は2006年度とほぼ同等でした。稼動期間は昨年より少なかったものの、稼動期間中においては重油、CO2ともに約3割削減できたものと考えられます。
以下は、2006年度、2007年度の実績比較データです。
2006年度に、2007年度への課題として挙げられていたのは、大きく2つで、
1. ペレットボイラー(とくに燃焼炉)と制御装置のプログラム改善
2. 飯田市周辺農家への熱供給サービスの普及、啓蒙活動
です。
2006年度の燃焼炉は、炉内に灰がたまり掃除に手間がかかっていましたが、2007年度は新しいペレットボイラー燃焼炉に変更し、下面に灰が落ちやすい構造にしました。これにより、メンテナンス面が大幅に改善されました。

2006年度のペレットボイラー燃焼炉

2007年度のペレットボイラー燃焼炉
昨今の原油価格高騰もあって、問い合わせが何件か来ており、需要が増えてきているのを強く感じます。ペレット自体の価格と重油との熱量ベースでの価格はほぼ同じレベルになっており、ペレットボイラー本体の価格やペレット燃料の普及によって配送コストを下げることが、引き続き課題として残っています。更なる普及啓発活動を行うことが、賛同者の増加や事業の発展につながると考え、2008年度以降もこの事業を継続していきます。



