2011年11月プロジェクト報告
2011.11.17
今年になって建築表示協会への入会希望業者の中で、建築表示とともに化学物質低減工法を施工したいとする要望が多くなりました。しかし、建築表示協会の提唱する住宅は、化学物質を使っていない無垢の建材、漆喰、珪藻土、わら畳などでつくる家です。化学物質低減工法は推奨していないことを伝えると、入会されない業者が多いのが現状です。
そこで下記のその意味を伝え理解を求めています。
1 特殊なものを塗って化学物質を低減しても、吸着作用であればいずれ飽和状態になれば放出するでしょうし、酸化や分解したとしてもその産物の有害性は残ります。そのような物を使わなくても良い家を目指しています。 2 抗酸化がブームのようになっていますが、自然界も人体も酸化と還元のバランスが重要です。酸化=悪ではありません。たとえば体内では有害物質を酸化して解毒することがあります。エネルギーの産生も酸化作用です。抗酸化力が強ければ良いというものではなく、体外で抗酸化力が強ければ体内でも強いとは言い切れません。 3 健康効果について「健康維持、疲労回復、美肌、免疫力向上」と表現すると薬事法違反になる恐れがあります。 4 ホルムアルデヒドなどが低減されるとしても、ホルムアルデヒドが酸化すればもっと有害なギ酸に変化します。有機化合物が低減された場合、その酸化物など代謝産物の変化と濃度を明記する必要があります。 5 化学物質を使って処理するのではなく、化学物質を使わない、求めない、作らない、が大切だと考えております。
建築表示協会では、今後も正しい理解の啓蒙と普及の活動を続ける予定です。



