2009年秋期プロジェクト報告
2010.01.18
2009年6月には、さいたま市で自然住宅の工務店のこもだ建総の主催による講演を行い、自然住宅における建築表示の必要性を説明しました。以下は講演の内容の要約です。
自然住宅と言っても定義があいまいで、自然住宅として新築したりリフォームしてもシックハウス症候群による化学物質過敏症が発症した人も少なくありません。ホルムアルデヒドやトルエンやキシレンなどの指針値のある有害な揮発性化学物質を排除したとしても、代用物質として指針値のない他の化学物質を使っているケースが多いためであると考えられます。また、天然素材を使っていたとしても、臭いの強い天然木材や木酢液などを防虫目的で使った建材を使用して、頭痛やめまいや目の痛みなどの症状をうったえる人も少なくありません。天然素材でなくても臭いもなく化学物質がほとんど揮発しないポリエステル素材の畳であれば、症状が出ない人もいます。
そこで、新築したりリフォームする場合どの部屋のどの部分にどのような建材が使われているかが分かる建築表示が必要となってくるのです。また、最初は空気中の極微量な揮発性化学物質に反応する人が多いのですが、症状が進行すると食べ物の農薬や食品添加物、衣類の合成繊維や合成洗剤に反応するようになる人が多いので、化学物質過敏症を発症したら空気中のみならず食べ物や衣類など衣食住の生活環境において化学物質をできるだけ排除することが必要となります。
今後は建築表示に取り組む工務店を増やすと同時に、建築表示を求める消費者が増えていくような活動をしていく予定です。建築関係のみならず自然食関係や自然衣類関係にも建築表示の案内をし、幅広く啓蒙していく予定です。



