これは何も来場者の意識だけに投げかけたメッセージではなく、いろいろなカタチや活動になって、広がっていく。共振していく。──ごみ分別を言うなら関係者も(なるべく)ちゃんとしたいよね、とフェス主催者側は、出店者にもごみを分別をお願いしたり、削減を協力してもらうような取り組みを始める。環境に負荷がたくさんかかるような飲食物を提供したくない、と思った人は負荷があまりかからないような農法で育った食材を調理して食べてもらおうとする。ごみにしたくないから、使う食器は返却してもらって、洗って何度も使おうとする出店者も登場するかもしれない。
7月16日〜18日に静岡県のつま恋で開催されたap bank fes'05も、環境問題への意識は高い。ライブを通してアーティストたちが発信したいことは、エコを考えるキッカケ。けれど巨大設備が必要なライブをすれば、さまざまな環境負荷も与えることになる。矛盾がそこには潜んでいる。それを正面から捉えて深く考え、「今自分たちができること」を出来る限りカタチにしようとした。