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ap bank スタッフノート ap bankのスタッフの日々や、ap bankのワークショップのようすなどを記録していきます。

魅惑のコットンボール

2009.12.24 Thu

12月のとある休日、
栃木県にある「渡良瀬エコビレッジ」で行われた
「Tokyo Cotton Village」というイベントに
参加してきました。

Tokyo Cotton Villageとは、
オーガニックの和綿(日本固有種のコットン)を
種まきから畑の手入れ、収穫まで行い、
そのコットンで最終的にはTシャツをつくっちゃおう!
というプロジェクト。

綿でできた製品はたくさんありますが、
その原料のコットンのほとんどが
海外から輸入されており、
日本固有の種はもうほとんど作られていないとのこと。
また、そういった安価で
大量に作られるコットンの生産工程では、
様々な農薬や除草剤が大量に使用され、
生産者の健康を害したり、
高価な農薬の購入が生産者の
大きな負担となっていると言われています。

だからこそ、
今では希有となってしまっている和綿を、
オーガニックで実際に育てる体験をしてみよう、
という趣旨で行われています。

このプロジェクトは1年に全10回開催、
種まきから収穫までを行うそうですが、
今回は、今年最後の10回目ということで、
収穫を体験できるとのこと!
この日は23人の参加者が集まりました。

種まきも、草取りもしていない私が、
収穫をさせていただけるなんてなんだか申し訳ない・・
なんて思いつつもわくわくしながら畑へ。

もうそろそろ収穫の時期も終わりなので、
全体的に枯れている様子の和綿畑です。

091222_photo1.JPG  

通常、コットンは9、10月ぐらいから
収穫ができるそうですが、
刈り取りに機械を使用する場合、
葉っぱが青々としたままだと、
真っ白なコットンに草の緑色が着色して
品質が落ちてしまうため、
枯葉剤を使用して葉を枯らし、
一斉に収穫を行うそうです。

オーガニックコットンでは
もちろん枯葉剤を使用しませんから、
ひとつひとつ手でコットンを収穫していきます。
この枯れているコットン畑は、
そうやって丁寧に手で摘んでいるうちに、
ゆっくりと自然のままに枯れていったものなのです。

091222_photo2.JPG

 
自然のままに「はじけた」コットンを探して、
収穫します。

「はじけた」コットンとは????
このように大きくふわふわになっている状態のものをいいます。

091222_photo3.JPG

 
これを先をつまんでそっと引っ張るだけで、
ふわっとのびて、
すっと取れるからとても気もちがいい!

 
このすっと取れる感触をまた味わいたくて、
つい黙々とはじけたコットンボールを
探してしまいます。

病み付きになる感触!
これはやってみないと分からない!

ひとつの実から取れる綿の量は
これくらい。

091222_photo5.JPG

 
特製エプロンに入れて回収していきます。
左が渡良瀬エコビレッジの町田さんのエプロン。
さすが!いっぱい穫ってます。

091222_photo7.JPG

 
収穫の後は、エコビレッジに戻り、
「綿繰り」と呼ばれる
綿と種を分ける作業を体験させてもらいました。

収穫したばかりのコットンでは、
種がまだ柔らかく、つぶれてしまうそうなので、
去年収穫したコットンを使用します。

こんな機械を使います。
取っ手をクルクル回すと、
ポロポロと種が手前に落ちてきて……

091222_photo8.JPG

 
こんなにふわふわのコットンが!!

091222_photo9.JPG

 
きれいーー。
感動です。
しかし、結構がんばってクルクルしても、
こんなぐらいしかできません!
いったいどれだけクルクルしたら、
Tシャツができるだけの量になるのでしょうか。。

母屋に戻ると、囲炉裏で調理したメニューが
はらぺこになった私たちを待っていました。
おいしかったーー!

091222_photo10.JPG

 
本日の収穫!

091222_photo11.jpg

 
今回、私は収穫という最終段階に
参加させていただきましたが、
今度機会があったら、
是非種まきから、草刈りからすべてを経験して
育ててみたいなと思いました。

自分の身の回りのものが
どうやってできているかを知るということは、
そのものを大切にしたいという思いにつながると思います。

素敵な体験をできた一日でした!

(shir)

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