日本のワイン
2009.10.15 Thu
先日の3連休を利用して、ワイナリーを巡りに、
山梨県甲州市の勝沼に行ってきました。
いわずとしれた日本有数のワイン産地です。
ワインの原料は葡萄ですが、
日本酒やビールと違い、水を使わないため、
原料の味がそのままワインの味を決めるので
ワインづくりは農業だという人もいます。
私はワインを勉強し始めたところなのですが、
醸造と畑作りはセットになっているものだと
思い込んでいました。
しかし、今回のワイナリー巡りで、
その考えは日本に当てはまらないと知りました。
日本では、農業者しか農地を使用できないと
法律で定められていたため、
規制緩和されるまではワイン醸造者(=工業者)は、
農業ができないという事情がありました。
つまり、ワイン醸造者は、
葡萄・畑作りを自分ですることができなかったのです。
日本は梅雨や台風があり湿気が多いため、
葡萄の実に水分が多くなります。
水分が多いと食用ではみずみずしくておいしいのですが、
ワインにすると水っぽくなってしまいます。
また、アルコールに変わる段階で糖分が使われるため、
会社によっては補糖をするところもあり、
それが「日本のワインはまずい」というイメージを
作っていたのかもしれません。
(失礼ながら私も、甘くて水っぽいというイメージを持っていました)
各ワイナリーでは、それぞれ、
上記の課題を解決しようと
さまざまな努力をしていらっしゃいました。
規制緩和を受けて農地を取得し、
自社で葡萄作りを始めたり、
契約農家とばっちりタッグを組んで
実験的な葡萄づくりを始めたりと、
やはり畑作りが一番重要なようです。
多いもので1000房がなる1つの枝に2房までと、
極端に葡萄の栽培数を減らし、
実へうまみを凝縮させている会社、
あくまでも垣根栽培にこだわり、
できた実も厳選する会社、
勝沼独自の味わいを出すため、
土壌改良は行わないとする会社、
栄養分を調整し、品質を高めるために
土壌改良を研究する会社、
日本の葡萄品種「甲州」を
世界に認めさせたいと考える会社、
フランスの有名ワイナリーから苗木を貰い、
その苗木で葡萄を作る会社、
それぞれのワイナリーにより、考え方や方針が違うため、
努力の方法もさまざまです。
その努力の結果、
国際的なワインコンクールでも賞を受賞するまでに、
日本のワインは認められてきているのだそうです。
「日本のワインはちょっと……」と思っている方にもぜひ
「一度飲んでみるかな」と思ってもらえるとうれしいです。
(kana)


